CAD/CAM冠・CAD/CAMインレー:保険治療で選べる新しい選択肢

      2025/01/20

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、保険適用の白い歯

こんにちは、日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科です。

近年、歯科治療の選択肢として「CAD/CAM冠」や「CAD/CAMインレー」が保険適用となり、多くの患者さまにとって利用しやすいものになりました。
これらの治療法は、金銭的な負担を抑えながらも、美しさと機能性を両立させる選択肢として注目されています。

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーについては、対応していない歯科医院も多くあるようですが、当院では、なるべく保険治療の範囲内で治療を行っていますので、CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーについても積極的に治療に取り入れています。

この記事では、CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーについて、メリットやデメリットを詳しく解説し、患者さまにとって最適な選択をしていただくための情報を提供します。

 

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーとは?

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーは、歯科用の補綴物(詰め物や被せ物)をコンピュータ技術を使って設計・製造する技術です。

CAD(Computer-Aided Design):専用のソフトウェアを使用して歯の形状を精密に設計します。
CAM(Computer-Aided Manufacturing):設計したデータを基に、専用の機械で補綴物を製作します。

CAD/CAM技術を駆使することにより、従来の手作業による方法と比べて以下のような特徴があります。

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、保険適用の白い歯

高精度
患者さま一人ひとりの歯型に合わせた精密な設計が可能。

効率性
迅速に補綴物を製作できるため、治療期間の短縮が期待できます。

一貫性
コンピュータ制御による均一な品質。

保険適用のCAD/CAM冠は主に小臼歯と大臼歯に使用され、審美性や機能性を兼ね備えた補綴物として広がりを見せています。
一方、CAD/CAMインレーは歯の部分的な補修に適しており、削った部分だけを補う治療に用いられます。

保険適用で用いられる材料は、「ハイブリッドレジン」と呼ばれる、セラミックとプラスチックを組み合わせた素材が使用されています。
この材料は、従来の金属製の補綴物に比べて見た目が自然で、金属アレルギーの心配もありません。

 

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーと銀歯治療の違い

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーと従来の銀歯治療(保険適用の金属製補綴物)には、次のような違いがあります。

審美性の違い

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、保険適用の白い歯

CAD/CAM冠・インレー
ハイブリッドレジンを使用しており、歯の色に近い自然な見た目を実現します。
そのため、笑ったときに銀歯のように目立つことがありません。

銀歯治療
金属色が目立ち、審美性は劣ります。
特に、小臼歯や前歯に近い部分では気になることがあります。

 

金属アレルギーのリスク

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、保険適用の白い歯

CAD/CAM冠・インレー
金属を使用していないため、金属アレルギーのリスクがありません。

銀歯治療
金属アレルギーを引き起こす可能性があるため、アレルギー体質の方には不向きです。

 

耐久性の違い

CAD/CAM冠・インレー
ハイブリッドレジンはセラミックを含むため強度はありますが、長期間使用すると摩耗や欠けが生じる可能性があります。

銀歯治療
金属は強度が高く、耐久性に優れています。ただし、摩耗しにくい反面、周囲の歯を傷つけることがあります。

 

適応範囲の違い

CAD/CAM冠・インレー
保険適用範囲が限定されており、前歯には使用できません。

銀歯治療
ほとんどの部位に適用可能で、適応範囲が広いのが特徴です。

 

費用の違い

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、保険適用の白い歯

CAD/CAM冠・インレー
保険適用内のため費用は銀歯治療と大差ありません。ただし、ハイブリッドレジンのため追加費用が発生する場合があります。

銀歯治療
保険適用内で安価に提供されるため、費用を抑えたい方には適しています。

 

製作方法の違い

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、保険適用の白い歯

CAD/CAM冠・インレー
デジタル技術を活用して製作されるため、精密で均一な仕上がりが特徴です。

銀歯治療
従来の手作業による製作方法が主流で、技工士の技量によって仕上がりが左右される場合があります。

 

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーのメリット

費用負担の軽減
CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーは保険適用であるため、セラミック製の自費治療に比べて大幅に費用を抑えることができます。
特に、治療を必要とする歯が多い場合には、大きな経済的メリットがあります。

審美性
保険適用のCAD/CAM冠は、プラスチックとセラミックのハイブリッド材で作られています。
このため、金属の補綴物よりも自然な見た目を実現できます。
特に、笑ったときに目立つ小臼歯部分では、銀歯が目立つのを避けることができます。

金属アレルギーの心配がない
金属を使用していないため、金属アレルギーのリスクがありません。
これにより、金属アレルギーに悩む患者さまにも安心してお選びいただけます。

精密さと効率
コンピュータ制御で設計・製造されるため、精密で均一な仕上がりが期待できます。
また、製作期間も短縮されることが多く、早めの治療完了を望む患者さまにも適しています。

 

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーのデメリット

耐久性の課題
保険適用のCAD/CAM冠は、自費治療のセラミック冠に比べて耐久性がやや劣ります。
噛み合わせの強い力がかかる部位では、欠けやすい可能性があります。

適応範囲の制限
現在の保険適用範囲では、前歯には使用できません。
また、個々の患者さまの噛み合わせや歯の状態によっては適用できない場合もあります。

色調の限界
保険適用の素材は、色調が限定されており、患者さま自身の歯と完全に一致するわけではありません。
ただし、目立ちにくい部位での使用であれば、大きな問題にはなりません。

 

どのような方におすすめ?

金属アレルギーがある方

治療費を抑えたい方

小臼歯や大臼歯の審美性を重視したい方

短期間で治療を完了したい方


当院では、患者さま一人ひとりの状態やご希望を丁寧にお伺いし、最適な治療法をご提案いたします。

 

まとめ

CAD/CAM冠・CAD/CAMインレーは、保険適用の範囲でありながら、見た目や機能性にも優れた選択肢です。
一方で、耐久性や適応範囲に限界があるため、個々の患者さまのニーズに合わせた判断が重要です。
当院では、最新の設備と技術を駆使し、患者さまに安心して治療を受けていただける環境を整えています。
治療に関するご質問やご不安な点がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

 



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