神経のない歯を白くするウォーキングブリーチとは?メリット・デメリットや症例を解説

      2025/09/20

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、ウォーキングブリーチについて解説

こんにちは、日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科です。

外傷や虫歯の影響で神経を失い変色した「失活歯」は、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングといった通常のホワイトニング方法では白くすることができません。
そのように神経を失った歯を白くしたいと思った場合には、ウォーキングブリーチというホワイトニング方法で歯の色を整えることになります。
ウォーキングブリーチの仕組みや治療の流れ、メリットとデメリット、治療ができないケースなどについて解説します。

 

ウォーキングブリーチとは

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、ウォーキングブリーチについて解説

ウォーキングブリーチとは、神経を失ったことで変色した歯を内側から白くする治療法です。
ホワイトニング剤を歯の内部に直接注入することで白さを取り戻します。


ウォーキングブリーチの仕組み

ウォーキングブリーチは、神経があった空洞部分にホワイトニング剤を注入し、時間を置くことで内側から歯をホワイトニングする方法です。
3日から1週間おきに薬剤を交換し、それを何度か繰り返すことで内部から歯を白くしていきます。

 

ウォーキングブリーチの流れ

ウォーキングブリーチでは、まず歯の詰め物を外し、根管治療で施された薬を除去します。
その後、ホワイトニング剤を充填し、その後は一定期間ごとにホワイトニング剤を交換していきます。
それを何度か繰り返し、十分に白くなった段階で漂白剤を取り除き、詰め物を詰めれば治療は完了です。

 

ウォーキングブリーチの主な症例

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ウォーキングブリーチは、無髄歯や失活歯といった、神経のない歯に対して行われます。
これらの歯は一般的なホワイトニング方法では変化が出にくいため、ウォーキングブリーチによる内部からのアプローチが必要です。

 

ウォーキングブリーチのメリット

歯を削ることなく失活歯を白くできることが、ウォーキングブリーチの利点です。
薬剤を歯の内部に充填してしまえば、その後は通常通りの生活を送りながらホワイトニングを進めることができます。
定期的に通院して薬剤を交換するだけで良いため、患者さんの負担が少ない点も魅力です。v また、歯1本ごとに施術できるため、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングに比べて、費用負担も少なく済みます。

 

ウォーキングブリーチのデメリット

ウォーキングブリーチは、施術の前提として根管治療が完了している必要があります。
治療を途中で中断してしまった場合や再度虫歯になっている場合には、まずは根管治療が必要です。

また、薬剤から発生するガスにより、痛みを伴う場合があります。
ガスが原因で歯が割れるリスクもありますが、定期的に歯科医院を受診し薬剤の交換やチェックを受けることで、このようなリスクを避けやすくなります。

 

ウォーキングブリーチができないケース

歯が摩耗している方
ウォーキングブリーチでは歯の内部にホワイトニング剤を注入するため、歯全体の強度が低下する恐れがあります。
そのため、歯の摩耗が進んでいる方は、別のホワイトニング方法や治療法の検討が必要になる場合があります。

根管治療が必要な方
歯の根に問題がある場合は、ウォーキングブリーチの前に根管治療を行う必要があります。
根管治療が完了しておらず炎症や膿があるといった場合は、ウォーキングブリーチの作用が得られないことがあります。

フッ素過剰症の方
フッ素過剰症は、長期間にわたってフッ素を過剰摂取することによって発生する症状です。
この場合、ウォーキングブリーチを行う前に、フッ素過剰症の治療が必要になります。

妊娠中・授乳中の方
妊娠中や授乳中の方は、ホルモンバランスの変化によって歯や歯ぐきが敏感になります。
また、薬剤の使用にも制限があるため、基本的にこの期間中にウォーキングブリーチは行われません。

無カタラーゼ症の方
無カタラーゼ症は、カタラーゼという酵素が先天的に不足している疾患です。
ウォーキングブリーチに使用する過酸化水素は、この酵素によって分解されるため、無カタラーゼ症の方は過酸化水素が過剰になる可能性が高く、治療を行うことができません。

 

ウォーキングブリーチで歯が白くなるまでの期間

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ウォーキングブリーチで歯の色を希望の白さまで近づけるためには、一般的に2〜4週間を要します。
軽度の変色の場合は1〜2回、中等度や重度の変色の場合は3〜4回以上の処置が必要になると考えておくといいでしょう。
この期間中は、定期的に状態を確認しながらホワイトニング剤を交換し、歯の色を希望に近い色に近づけていきます。

 

ウォーキングブリーチにかかる費用

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ウォーキングブリーチにかかる費用は、薬剤の交換1回に対し3,000円から7,000円、全体としては15,000円から20,000円程度です。
自由診療のため歯科医院によって費用に幅があるため、自分の症状と希望の白さを照らし合わせながら、全体ではどのくらいの費用がかかるのかを事前に確認するようにしましょう。

 

ウォーキングブリーチ以外の歯を白くする方法

ラミネートベニア

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ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、その上から0.5mm程度の薄いセラミックを貼り付けることで、歯の色や形を整える方法です。
ホワイトニングやウォーキングブリーチでは変化が見込めない、抗生物質による歯の変色やエナメル質形成不全の歯にも使用できます。

ラミネートベニアのメリットは、歯を削る量が少なく、短期間で治療を終えられることです。
ただし、削る量が少ないとはいっても歯を削ることには変わりありません。
また、セラミックの性質上、10年を目安に作り直しが必要となることがあります。

 

セラミックのかぶせ物

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セラミックのかぶせ物は、天然歯に近い強度と見た目の美しさが魅力です。
周りの歯に合わせて色や形を調整しやすく、審美性と耐久性の両方を兼ね備えています。
しかし、歯を大きく削る必要があります。

 

まとめ

ウォーキングブリーチは、オフィスホワイトニングやホームホワイトニングといったホワイトニングでは白さを見込めない、失活歯のような歯に用いられるホワイトニング方法です。
神経を失ったことによって黒く変色した歯に、内側からホワイトニング剤を注入することで歯の色を整えます。

「神経のない歯の黒ずみが気になる」
「周りの歯の色と合わせたい」

といった場合には、ウォーキングブリーチを検討してみてはいかがでしょうか。

 



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