虫歯で頭が痛くなる?虫歯と頭痛の関係性を解説

      2025/04/20

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、むし歯と頭痛の関係についての解説

こんにちは、日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科です。

虫歯は、口内だけでなく、身体のほかの部位に影響を及ぼすこともあります。
例えば、頭痛は日常生活でよく見られる症状の一つですが、虫歯が原因で引き起こされることもあるのです。
本日は、虫歯がきっかけとなる頭痛の原因や仕組み、対処法や治療法について解説します。

 

虫歯で頭痛を感じる原因

歯髄炎

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虫歯が頭痛を引き起こす代表的な原因が、歯髄炎です。歯髄炎とは、歯の内部にある神経や血管が細菌感染によって炎症を起こしている状態です。
主に虫歯が重症化した場合に起こる症状であり、歯髄炎による激しい痛みが、歯痛だけでなく頭痛として現れることがあります。
歯髄炎が原因の頭痛は痛みが強くなっていく傾向があり、早急な治療が必要です。

 

歯性上顎洞炎

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歯性上顎洞炎は、虫歯によって細菌が副鼻腔まで侵入し、炎症を引き起こしている状態です。
副鼻腔の一つである上顎洞に炎症が起こることで、頭痛が生じます。
また、頭痛だけでなく、顔の一部に圧迫感や痛みを感じることもあります。
副鼻腔の炎症は鼻づまりや鼻水を伴うこともあり、風邪や花粉症の症状と混同されがちですが、歯性上顎洞炎が原因の場合は歯の治療が必要です。

 

筋緊張性頭痛

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虫歯による頭痛の原因として、筋緊張性頭痛があります。
これは、虫歯によって歯のかみ合わせのバランスが崩れたことで、筋肉が不自然に緊張し起こる頭痛です。
特に片側のあごの筋肉が緊張すると、頭部や首の筋肉にも影響が及び、筋緊張性頭痛が引き起こされます。
このタイプの頭痛は、頭に重い物を乗せたかのような圧迫感があり、肩や首のこりと関連する痛みが特徴です。

 

脳炎

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脳炎は脳に白血球が入り込み、炎症を引き起こす病気です。
虫歯が重症化した場合に、細菌が血流を通じて脳に達すると、このような深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
脳炎の典型的な症状としては、強烈な頭痛のほか、首の後ろの痛みや発熱、吐き気・嘔吐などが挙げられます。
このような症状を伴う頭痛が現れた場合、直ちに医療機関での精密検査と治療が必要です。
放置すれば重大な問題を引き起こすことがあるため、油断せず早期の受診を心がけましょう。

 

脳静脈血栓栓症

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脳静脈血栓栓症は、虫歯菌が血液を介して脳の静脈にたどり着き、そこで炎症と血栓を引き起こす病気です。
刺すような強い頭痛を引き起こすことが多く、頭部全体に広がるような痛みを伴います。
この病気は、治療を怠ると脳卒中のリスクを高めることにもなります。
虫歯を放置することでこのような病気が引き起こされるリスクは低いものの、虫歯の深刻化には注意が必要です。
特に持続的な強い頭痛や、視力障害、発話障害などの症状を伴う場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

 

虫歯で頭痛が生じている場合の対処法

鎮痛剤を飲む

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頭痛を和らげる方法として、鎮痛剤の使用は多くの方が思い浮かべることかと思います。
それは虫歯による頭痛の場合にも同様であり、市販の鎮痛剤を正しく服用することで、痛みを一時的に抑えることができます。
ただし、鎮痛剤は根本的な問題を解決するものではないため、痛みが和らいだからといって症状を放置するのは危険です。
症状が落ち着いたら医療機関を受診するようにしましょう。

 

患部を冷やす

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患部を冷やすことも、虫歯による頭痛の緩和につながります。
冷やすことで血管が収縮し、痛みの軽減が見込めます。氷枕や保冷剤などをタオルで巻いて、痛みを感じる部分に当てるようにしましょう。
ただし、冷やしすぎには注意するようにしてください。

 

血行を促進する行動を控える

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虫歯による頭痛がある場合には、長時間の入浴や激しい運動など、血行を促進する行動は控えるようにしましょう。
これらの行動は血流を増加させ、頭痛を悪化させる可能性があります。
安静を心がけ、できるだけリラックスした環境で休息をとるようにしてください。

 

虫歯で頭痛が生じている場合の治療法

虫歯治療

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虫歯が原因で頭痛が生じている場合、その問題に根本から対処するためには歯科治療をする必要があります。
虫歯が頭痛を引き起こしている状況の多くは、虫歯の進行段階がC3からC4に至っています。
C3とは神経にまで達した虫歯のことであり、C4とはその状態がさらに進行し、歯冠が崩れてしまっている状態です。
こういった段階の虫歯は、根管治療や抜歯によって治療を行います。

根管治療は、歯の内部の感染部分を取り除き、清掃と消毒を行ったうえで、かぶせ物で歯を補う処置です。
歯を大きく削る必要がありますが、抜歯は避けることができます。
残念ながら歯の保存が難しい場合には抜歯を行い、その部分を補綴物で補うことになります。
補綴物の種類としては、入れ歯やインプラント、ブリッジなどがあり、保険適用の有無や見た目、かみ心地などがそれぞれ異なるため、歯科医師とよく話し合い、自分に合う治療法を選ぶことが大切です。

 

かみ合わせ治療

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かみ合わせの問題が頭痛の原因の場合、詰め物やかぶせ物を調整したり、歯を削ったりしてかみ合わせのバランスを整えることが必要になります。
かみ合わせや歯並びの状態によっては、矯正治療が検討される場合もあります。

 

そのほかの頭痛が起こる可能性がある歯科トラブル

歯周病

歯を支える組織に炎症を引き起こす歯周病は、頭痛を誘発することがあります。
歯周病は初期段階では自覚症状が少なく見過ごされがちですが、歯肉の腫れや出血がある場合、早期に治療を受けましょう。
進行した歯周病は歯の喪失や頭痛を引き起こすだけでなく、全身の健康状態にも悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的な検診と日々の口腔ケアが重要です。

 

顎関節症

顎関節症はかみ合わせの異常やストレスによってあごの関節に問題が生じている状態であり、それが頭痛や首の痛みにつながることがあります。
あごの痛みや異音、口が開けにくいといった症状がある場合は、歯科医師に相談するようにしましょう。

 

まとめ

日野市(平山城址公園)の歯医者、SERAデンタルオフィス 平山城址公園駅前歯科で、むし歯と頭痛の関係についての解説

虫歯が引き起こす頭痛は、放置することで深刻な問題に発展する可能性があります。
歯髄炎、歯性上顎洞炎、筋緊張性頭痛、脳炎や脳静脈血栓栓症などに至る前に、早期発見と早期治療を心がけましょう。
また、歯周病や顎関節症が頭痛の原因となる可能性もあります。よくある頭痛だと考えず、少しの違和感でも早期の対処を心がけましょう。

 



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